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半導体・電子部品工場のクリーンルームに対応する会社6選
この用途への対応を公式サイトで確認できた設計施工会社6社です。掲載順は順位ではありません(順不同)。用途ごとの記載根拠はこの下の表にまとめています。選定の考え方は掲載・選定基準をご覧ください。
| 会社名 | 本社・拠点 | 公式サイトで確認できる対応分野 | 施工体制 | 料金の公表 |
|---|---|---|---|---|
| 株式会社大気社 | 東京都新宿区/国内外に拠点 | 電気・電子部品/化学/医薬品/食品 | 産業空調設備の設計・施工 | — |
| 新日本空調株式会社 | 東京都中央区/全国に支店・営業所 | 半導体製造/製薬/精密機器/データセンター | 建築設備の設計・施工管理 | — |
| 株式会社日立プラントサービス | 東京都台東区/全国に支店・営業所 | 工業用(半導体・電子部品)/医薬品用/ドライルーム | 計画・設計・施工・保守 | — |
| 三機工業株式会社 | 東京都中央区/国内外に拠点 | 半導体・FPD/医薬品(GMP)/食品(HACCP) | 設計・施工(産業空調事業) | — |
| 明星建工株式会社 | 大阪府大阪市/東京支店・名古屋・東北・九州営業所 | 半導体/製薬/食品(GMP・HACCP) | 設計・施工・管理をワンストップ | — |
| 蒲田工業株式会社 | 東京都港区/全国8営業所 | ICR/BCR/恒温恒湿/バリデーション | クリーンルームの設計・製作・施工 | — |
株式会社大気社
生産工場・研究施設の産業空調設備を設計・施工する会社です。産業空調設備事業のページで、電気・電子部品、化学製品、医薬品、食品、印刷、自動車・鉄道車両・航空機、繊維を対応分野として挙げています。
この会社の特徴
- 対応分野を7領域まで具体名で公開——電気・電子部品製造、化学製品、医薬品、食品、印刷、自動車・鉄道車両・航空機製造、繊維産業を明記しています。
- 温湿度だけでなく微粒子・微生物の管理を掲げる——製造プロセスで「浮遊する微粒子や微生物を厳しく管理」する必要に触れています。
- 半導体の大型案件への参画を公表——TSMC日本工場の主要設備工事への参画をリリースで公表しています。
施工の対応範囲
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿8-17-1 |
|---|---|
| 主な対応分野 | 電気・電子部品/化学/医薬品/食品 |
| 施工体制 | 産業空調設備の設計・施工 |
| 公表実績 | TSMC日本工場の主要設備工事への参画を公表 |
| 料金の公表 | 公式サイトで料金の記載を確認できず |
こんな人に向いています:半導体・電子部品の工場で、微粒子と分子汚染まで含めた環境制御を相談したい企業
半導体・電子部品工場で確認したいこと:費用と標準工期は公表されていません。産業空調設備事業のページには保守・改修の記載がないため、竣工後の保守をどこまで受けるかは個別に確認してください。
新日本空調株式会社
空調設備を中心に建築設備の設計・施工管理を手がける会社です。産業空調の説明で、クリーンルームやデータセンターに設置された生産機器・サーバーの稼働に必要な空調設備として、半導体の製造・製薬・精密機器・GPUサーバーを挙げています。
この会社の特徴
- 対象を「物」の環境として定義している——人ではなく生産機器やサーバーのための安定した温湿度環境という位置づけを明記しています。
- 半導体・製薬・精密機器を並記——産業空調の対象として半導体の製造、製薬、精密機器を挙げています。
- リニューアル工事の考え方を公開——保健空調の説明で、修理・修復だけでなく性能や機能を向上させることをリニューアルと定義しています。
施工の対応範囲
| 所在地 | 東京都中央区日本橋浜町2-31-1 |
|---|---|
| 主な対応分野 | 半導体製造/製薬/精密機器/データセンター |
| 施工体制 | 建築設備の設計・施工管理 |
| 公表実績 | 実績紹介でクリーンルームを含む施工例を公開(2023年12月竣工の電子部品工場など) |
| 料金の公表 | 公式サイトで料金の記載を確認できず |
こんな人に向いています:半導体・精密機器の生産設備と、同じ窓口でデータセンター空調も検討したい企業
半導体・電子部品工場で確認したいこと:事業紹介ページの産業空調の項には食品分野と竣工後の保守の記載がありません。食品工場の実績と保守の範囲は個別に確認してください。
株式会社日立プラントサービス
工場の企画・設計・施工から運用・メンテナンスまでを手がける会社です。産業用クリーンルームのページで工業用と医薬品用を分けて説明し、低コストクリーンルーム、ドライクリーンルーム、クリーンルームリノベーションなどを個別のページで案内しています。細胞培養加工施設(CPF)の専用ページも公開しています。
この会社の特徴
- 用途と技術をページごとに分けて説明している——工業用と医薬品用を分けて説明し、低コストクリーンルーム、ドライクリーンルーム、置換空調型クリーンルームシステム、クリーン化技術を個別のページで公開しています。
- 塵埃対策とクロス汚染対策を分けている——工業用は高性能フィルタを用いた空調換気で塵埃の流入を防ぐこと、医薬品用は菌やウィルスなどのクロスコンタミネーションによる製品汚染を圧力制御で防ぐことと、目的を分けて記載しています。
- 改修を独立したサービスとして掲げる——「クリーンルームリノベーション」を専用メニューとして公開し、クリーンルーム施設の調査・診断からアフターケアまで一貫して対応するとしています。
施工の対応範囲
| 所在地 | 東京都台東区東上野2-16-1 |
|---|---|
| 主な対応分野 | 工業用(半導体・電子部品)/医薬品用/ドライルーム |
| 施工体制 | 計画・設計・施工・保守 |
| 公表実績 | 細胞培養加工施設(CPF)の納入実績50施設以上と公表 |
| 料金の公表 | 公式サイトで料金の記載を確認できず |
こんな人に向いています:既存のクリーンルームを生かして短期間・低コストで機能を上げたい企業や、細胞培養加工施設を計画している企業
半導体・電子部品工場で確認したいこと:費用と標準工期は公表されていません。産業用クリーンルームの納入事例ページには電子工業、医療・医薬機器、研究施設の事例が掲載されているため、自社の用途に近い案件があるか個別に確認してください。
三機工業株式会社
建築設備・プラント設備を扱う総合エンジニアリング会社です。産業空調事業のページで、半導体・FPD製造、医薬品製造、食品製造を対応分野として挙げ、規格に紐づけたクリーンルームの型を明記しています。
この会社の特徴
- 用途と規格を対応づけて公開している——医薬品にはGMP対応のバイオクリーンルーム、食品工場にはHACCP対応のクリーンルームと明記しています。
- 半導体向けの要素技術を列挙——ナノテクノロジー対応技術、ケミカル対応技術、低露点対応技術、微振動対策技術を挙げています。
- 環境試験系の施設も手がける——自動車産業向けの全天候環境試験装置やスポーツトレーニング実験センター、冷凍倉庫施設を実績分野として挙げています。
施工の対応範囲
| 所在地 | 東京都中央区明石町8-1 |
|---|---|
| 主な対応分野 | 半導体・FPD/医薬品(GMP)/食品(HACCP) |
| 施工体制 | 設計・施工(産業空調事業) |
| 公表実績 | スーパークリーンルームの建設に貢献と公表 |
| 料金の公表 | 公式サイトで料金の記載を確認できず |
こんな人に向いています:GMP・HACCPなど規格要求のあるクリーンルームを、規格名まで含めて相談したい企業
半導体・電子部品工場で確認したいこと:産業空調事業のページには保守・リニューアルの記載がありません。竣工後の定期点検と再バリデーションの扱いは個別に確認してください。
明星建工株式会社
クリーンルーム事業を主力に掲げる建設会社です。工業系(半導体関連)とバイオ系(製薬・食品)に分けて対応を公開し、材料選定から設計・施工・管理までをワンストップで提供すると明記しています。
この会社の特徴
- 工業系とバイオ系を分けて公開——半導体関連の工業系クリーンルームと、GMP・HACCPが関わる製薬・食品向けのバイオ系クリーンルームを別に説明しています。
- 床・天井・壁の材料選定から提案——材料の選定からの提案が可能と明記し、清浄度クラスに応じた設計から施工・管理までを一貫して行うとしています。
- 国土交通大臣許可(特-4)を保有——第16635号として建築工事業・管工事業・内装仕上工事業など多数の業種を公表しています。
施工の対応範囲
| 所在地 | 大阪府大阪市城東区永田2-13-22 |
|---|---|
| 主な対応分野 | 半導体/製薬/食品(GMP・HACCP) |
| 施工体制 | 設計・施工・管理をワンストップ |
| 公表実績 | 工業系とバイオ系のクリーンルームを別立てで公開 |
| 料金の公表 | 公式サイトで料金の記載を確認できず |
こんな人に向いています:半導体や製薬の工場で、クリーン内装の施工品質を重視したい企業
半導体・電子部品工場で確認したいこと:費用と標準工期は公表されていません。社員数は50名(2024年6月7日現在)で、大規模案件の同時進行数は個別に確認してください。
蒲田工業株式会社
クリーンルーム事業の専用サイトで「クリーンルームの設計施工専門」を掲げる会社です。事業内容に「クリーンルームの設計・製作・施工」「クリーンブースの設計・製作・施工」を明記し、営業所を東京・神奈川・埼玉・静岡・名古屋・大阪・広島・熊本に構えています。
この会社の特徴
- 設計から施工まで一貫対応を明記——事業内容に「クリーンルームの設計・製作・施工」と記載があります。ICR・BCR・恒温恒湿・バリデーションを対象に挙げています。
- 特定建設業許可を保有——東京都知事許可(特-4)第94313号 建築工事業ほか、管工事業・機械器具設置工事業・とび・土工工事業などを公表しています。
- 営業所を8か所公開——三郷・相模原・富士・静岡・名古屋・大阪・福山・熊本に営業所、富士と三重に工場があると公表しています。
施工の対応範囲
| 所在地 | 東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー24F |
|---|---|
| 主な対応分野 | ICR/BCR/恒温恒湿/バリデーション |
| 施工体制 | クリーンルームの設計・製作・施工 |
| 公表実績 | クリーン環境構築の実績30年以上と公表 |
| 料金の公表 | 公式サイトで料金の記載を確認できず |
こんな人に向いています:大規模改修を含めて関連工事まで一括で任せたい企業
半導体・電子部品工場で確認したいこと:費用は公表されていません(概算は、寸法・清浄度・空調の有無を伝えて依頼する形です)。工期はよくある質問で、発注から設置完了まで約2か月となることが多く、サイズ・仕様によっては短縮できると回答しています。自社の条件での工期は見積もり時に確認してください。
半導体・電子部品工場のページのPR枠(1社限定)は現在募集中です。掲載をご検討の企業様は広告掲載についてをご覧ください。
半導体・電子部品工場について各社の公式サイトで確認できた記載
当サイトが確認したページに、この用途に関する記載があった会社だけを挙げています。表現は各社の公式サイトの記載に沿っています。
| 会社名 | 公式サイトで確認できた記載(2026年8月29日確認) |
|---|---|
| 株式会社大気社 | 産業空調設備のページで対応分野として「電気・電子部品」を記載。TSMCが日本で初めて建設した生産拠点(熊本第1工場)で、クリーンルームなどの主要設備工事を担当したと公表 |
| 高砂熱学工業株式会社 | 成層空調システムTCR-SWITの導入63件・延べクリーンルーム面積395,000㎡(2026年1月時点)を公表 |
| 新日本空調株式会社 | 産業空調の対象として「半導体の製造」「精密機器」を明記 |
| 株式会社日立プラントサービス | 産業用クリーンルームのページで半導体製造プロセスに清浄な環境が求められると説明し、工業用は高性能フィルタを用いた空調換気で塵埃の流入を防ぐと記載。クリーンルームの概要ページで垂直一方向流の適用分野として半導体・FPDを記載 |
| 三機工業株式会社 | 「半導体・FPD製造」を対応分野に明記。ナノテクノロジー対応・ケミカル対応・低露点対応・微振動対策の各技術を列挙 |
| 蒲田工業株式会社 | 納入実績の主な業種に「半導体製造関連」を挙げ、ローム・芝浦メカトロニクスなどを掲載。半導体・液晶などの工業用をインダストリアルクリーンルーム(ICR)として解説 |
上表は2026年8月29日に各社の公式サイトを確認した時点の記載です。掲載していない会社が「対応していない」という意味ではありません。
半導体工場のクリーンルームが一般工場と違う4点
半導体の製造施設は、同じ「クリーンルーム」という言葉で呼ばれていても、食品工場や一般的な組立工場とは設計の前提が違います。違いは清浄度の数字だけではなく、気流方式・振動・化学汚染・湿度の4つに現れます。
この4点を理解していないと、見積書の金額差がどこから来ているのかが読めません。
| 項目 | 半導体・電子部品での要求 | 効いてくる場面 |
|---|---|---|
| 気流方式 | 前工程では天井全面から床へ流す一方向流(層流)が基本になる。換気回数で希釈する非一方向流とは設備の規模が桁で変わる | 天井高、床のグレーチング、送風機の台数と電力 |
| 微振動 | 露光・検査装置は微小な振動で歩留まりが落ちる。床構造と機械室の位置で対策する | 建屋の構造計画、装置の設置階、送風機の防振 |
| 分子状汚染(AMC) | 粒子ではなく気体状の化学物質がウェハ表面に付着する。ケミカルフィルタや材料選定で対処する | 内装材の選定、外気処理、フィルタの更新費用 |
| 低露点・温湿度精度 | リチウムイオン電池や有機EL関連では露点数値の管理が要る。温度は±0.1℃級を求められる工程がある | 除湿方式の選定、ランニングコスト |
三機工業はこの4点にほぼ対応する形で、産業空調事業のページにナノテクノロジー対応技術・ケミカル対応技術・低露点対応技術・微振動対策技術を並べて掲載しています。高砂熱学工業はクリーンルームの汚染対策として独自開発のケミカルワッシャーを紹介し、低露点の環境についてはドライルーム®技術(リチウムイオン電池関連を中心に180件以上の納入実績)を公開しています。要素技術の名前が公式サイトに出ている会社は、その領域の案件を扱ってきた可能性が高いと読めます。
半導体のクリーンルームはクラスをいくつにするか
清浄度クラスは「高ければよい」ものではありません。1ランク厳しくすると送風量と設備容量が増え、建設費だけでなく電気代が恒久的に増えます。決め方は、対象製品の設計ルールと工程に紐づけて、必要な範囲だけを厳しくすることです。
| 領域 | 目安のISOクラス | 考え方 |
|---|---|---|
| 前工程・露光まわり | ISOクラス1〜4相当 | ウェハが露出する工程。装置内を局所的に清浄化し、部屋全体は1ランク緩めるミニエンバイロメントの考え方が一般化している |
| 前工程の一般エリア | ISOクラス5〜6相当 | 一方向流と非一方向流の併用。作業者の動線と装置のメンテナンススペースで決まる |
| 後工程・組立 | ISOクラス6〜8相当 | 非一方向流で換気回数を確保する構成。清浄度より温湿度の安定を優先する工程もある |
| 付帯(更衣・搬入) | ISOクラス7〜8相当 | エアシャワー・パスボックスで段階的に清浄度を上げる。ここを省くと本室の清浄度が保てない |
上表は工程の一般的な考え方を整理したものです。要求清浄度は製品と装置メーカーの仕様で決まるため、必ず装置メーカーの設置要求仕様書を先に取り寄せてください。クラスの定義そのものはクリーンルームのクラス早見表で解説しています。
半導体工場のクリーンルームで発注前に決める5項目
設計施工会社に声をかける前に、社内で決めておくと見積もりが比較できる形になる項目があります。ここが曖昧なまま複数社に投げると、各社が違う前提で見積もるため金額を並べても意味がありません。
- 対象工程と装置リスト——装置ごとの設置要求仕様(清浄度・温湿度・振動・排気・ユーティリティ)を集める。ここが設計の入力そのものになります
- 要求清浄度の範囲——部屋全体を厳しくするのか、装置まわりだけ局所清浄化するのかを決める。総額に最も効きます
- 温湿度の許容幅——±1℃なのか±0.1℃なのかで空調方式が変わります
- 将来の増設計画——ユーティリティの余力を何%見込むか。後から足すと本設の停止が必要になります
- 誰がどこまで担当するか——建築・空調・電気・純水・ガス・排水・装置搬入の責任分界。ここが決まらないと見積範囲が揃いません
特に5番目は、大手の設備会社に一括で任せるのか、建築を別発注して設備だけ切り出すのかという発注方式の話につながります。窓口を1社にまとめると調整の手間は減りますが、各工種の内訳が見えにくくなります。内訳を出してもらえるかを事前に確認してください。
半導体工場のクリーンルーム会社は公表情報のどこを見るか
クリーンルームの施工会社は、公式サイトに料金を出しません。当サイトの掲載6社も、Web上で設計施工の費用を確認できた会社は0社でした。工期の目安は、蒲田工業がよくある質問で発注から設置完了まで約2か月が多いと回答しています(2026年9月25日確認)。金額で絞れない以上、比較材料は公表情報の中身になります。
- 要素技術が名前で書かれているか——「クリーンルームに対応」だけの会社と、低露点・AMC対策・微振動対策と具体名を挙げる会社では、扱ってきた案件の幅が違う可能性があります
- 実績が数値で出ているか——高砂熱学工業は特定システムの導入件数と延べ面積を公開しています。数値の対象範囲(全社実績なのか1システムなのか)まで見てください
- 用途の分け方——日立プラントサービスは工業用と医薬品用を分けて説明し、ドライクリーンルームと低コストクリーンルームを別のページで公開しています。分け方が細かい会社は、用途ごとの設計差を意識していると読めます
- 保守・改修の記載——新設のページしかない会社は、竣工後の対応を個別に確認する必要があります
そのうえで、同じ要求仕様書を2〜3社に渡して見積もりを取ってください。見積書の比べ方はクリーンルームの施工手順と見積もりの取り方に整理しています。
規格・制度の数値は必ず原文で確認してください
クリーンルームに関わる規格(ISO14644・JIS B 9920)や、GMP・HACCP・再生医療関連の制度は改正されます。当サイトの記載は制度の全体像と確認すべき論点を示すことを目的としており、設計・契約・規制対応の根拠にはできません。必ず規格原文および所管官庁の最新の告示・通知をご確認ください。規格の全体像はクリーンルームの規格にまとめています。
半導体・電子部品工場のクリーンルームに関するよくある質問
半導体工場のクリーンルームについて、必要な清浄度クラスの目安、微振動対策がどの会社の担当になるか、既存工場の一部だけをクリーン化できるかなど、発注前に多い質問に本文の内容をもとに答えます。
半導体工場のクリーンルームはクラスいくつが必要ですか?
製品の設計ルールと工程で決まるため一律には決まりません。前工程の露光まわりはISOクラス1〜4相当、後工程の組立はISOクラス6〜8相当が目安になります。近年は部屋全体を厳しくするのではなく、装置内を局所的に清浄化して部屋のクラスを緩める構成が一般的です。装置メーカーの設置要求仕様書を先に確認してください。
微振動対策は空調会社の担当範囲ですか?
会社によって違います。床構造や建屋の計画は建築側、送風機まわりの防振は設備側になることが多く、責任分界が曖昧なまま進むと対策が抜けます。三機工業は微振動対策技術を産業空調事業のページに明記しています。どこまでを担当するかを見積もり時に文書で確認してください。
既存の工場の一部だけ半導体向けにクリーン化できますか?
可能な場合があります。既存空調の能力、天井高、床荷重、搬入動線、工事中の操業条件を現地調査したうえで判断します。全体を建て直さず部分的に清浄度を上げる方法は既存工場のクリーン化改修で解説しています。
